さて、月曜からひいてしまった風邪はなんと日曜までこじらせる結末に
結局土曜も日曜もプレリに行くことは出来なかった
どうやらボロスが強すぎたらしいが……ディミーアとか不人気ギルドなら売れ残ってそうだから、どっかカードショップ巡ればキット買えるかなと また仮想プレリをやるか

さて、読み終わった小説のレビュー、一日一冊のつもりだったがだいぶ遅れてしまった
今日は3冊まとめて

キノの旅Ⅱ―The beautiful world — 時雨沢 恵一 電撃文庫
砂と岩の砂漠の真ん中で、キノは空を見上げていた。晴れている。頭を下げて、石造りの口を開ける井戸を見た。涸れている。「だから言ったとおりだよ。最初からこれじゃあ旅なんて無理だよ。キノ。旅人に一番必要なのは、決断力だよ。それは新人でも、熟練の旅人でも同じ。違う?」「いいや、エルメス。それはきっと運だよ。旅人に一番必要なのは、最後まであがいた後に自分を助けてくれるもの。運さ」人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。
さて、やはりこの巻で面白かったのは魔法使いの国。昔の人なら、本当にこの国民のように思ってしまうかもしれない。自分も飛行機が飛ぶ理屈はよく分からないし。そして優しい国は良かった。これはちょっとグッと来るオチだった。なんか全体的にインパクトのある国が減ってきたような気がするが、まだクオリティは保たれてる。



キノの旅Ⅲ―The beautiful world — 時雨沢 恵一 電撃文庫
真っ白だった。上も、下も、右も、左も、ただ白かった。「見事に何も見えないな」「見事に何も見えないね」「でも、すぐにまた、見えるようになる」「見えるようになるだろうね」「ねぇ。見えるようになって、目の前にきれいさっぱり何もなかったらどうする?ちょっと嬉しくない?」「ああ。でも、そんなことはありえないことを、ボクは知ってるからね」「晴れたら、どうするつもり?」「そうだな…、ここにいても仕方がないし、ボクにできることもない。出発するだろうな。それだけだ」人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。短編連作の形で綴られる、大人気新感覚ノベル第3弾。
この巻は城壁のない国がよかった。初めて「ヨーロッパ風の城塞都市」でない国が出てきたようなきがする。同じ顔の国は、ネタ自体は面白いのにいまひとつ活かしきれていない感じ。ちょっと残念。差別を許さない国はブラック枠。



キノの旅Ⅳ―The beautiful world — 時雨沢 恵一 電撃文庫
歌声が聞こえる。そこは、紅い世界だった。一面に紅い花が咲き乱れ、隙間なく大地を埋め尽くしている。何もない、ただ蒼いだけの空が広がる。……紅い草原に、再び歌声が聞こえた。そしてそれが終わった時、最初に聞こえた声が訊ねる。「これからどうするの?」別の声は、「いつかと同じさ。どこかへ行こう」すかさず答えた。「そうだね。そうしよう」最初の声が、嬉しそうに同意した。そして言う。「そろそろホントに起こしてほしいなあ。キノ」 人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。短編連作の形で綴られる、大人気新感覚ノベル第4弾!!
今回は、二人の国、分かれている国など、ブラック系が多い回だった気がする。そろそろパターンがわかってきた。「実は○○でした」国か、「なんらかの事情があって国民がほぼいません(0人も)」国か、「ブラック」国の3パターンが大きなカテゴリかなというふうに思う。最初の実は○○国は、住むには一番穏やかにしていられるけど、知らないところで結構えぐいことやっちゃってる系。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索