【レビュー】卍の殺人
2013年1月20日 レビュー卍の殺人 — 今邑彩 中公文庫
推理自体は、個人的にはいま一つ。トリックは面白かったのだが……どうも、ミステリーというより火曜サスペンスを見ているようだった。あれはあんまり好きじゃない。しかしデビュー作で結構前に書かれた作品であることを考慮するとこんなもんなのかなあ。
著者の別の作品のほうが面白いのあったかも。余談ですが、卍はハーケンクロイツとは逆のようですね。意味も逆らしい。
結論:売る
追記:売るからといってつまらなかったわけではないです ただ売るしきい値を結構高く設定しとかないと蔵書が減らない
萩原亮子は恋人の安東匠とともに彼の実家を訪れた。その旧家は二つの棟で卍形を構成する異形の館。住人も老婆を頂点とした二つの家族に分かれ、微妙な関係を保っていた。匠はこの家との訣別を宣言するために戻ってきたのだが、次々に怪死事件が起こり……卍の形をしている館というのは、非常に不便で奇妙な形をしているけど、ちゃんとした理由づけがあるし後半の核心に迫る点にも関係してくる。
謎にみちた邸がおこす惨劇は、思いがけない展開をみせる!著者デビュー作。
推理自体は、個人的にはいま一つ。トリックは面白かったのだが……どうも、ミステリーというより火曜サスペンスを見ているようだった。あれはあんまり好きじゃない。しかしデビュー作で結構前に書かれた作品であることを考慮するとこんなもんなのかなあ。
著者の別の作品のほうが面白いのあったかも。余談ですが、卍はハーケンクロイツとは逆のようですね。意味も逆らしい。
結論:売る
追記:売るからといってつまらなかったわけではないです ただ売るしきい値を結構高く設定しとかないと蔵書が減らない
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